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ここはクマーが自由気ままに更新するブログです。幻想入りとかの作成状態とかも書いていきますよ。
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このブログは、クマーが気ままに絵とかを描いたりしたら更新するブログです。
主に、オリジナルのキャラクターとか東方とか描いています。
とても次創作成分厨二成分が強いですから、そういうのに嫌悪感を覚える人は、すぐさま回れ右したほうがよろしいと思われますのでご注意くださいませ(´-ω-`)

ただいま、ニコニコ動画で「学校帰りに幻想郷行っちまった!!!」という動画(?)を作っています。
そっちの更新状況とか制作状況も描いていきますよ(`・ω・´)
気になるお方は、リンク貼っておきましたのでクリックしてください(´∀`)
ただ・・・これもまた、二次創作成分と厨二成分が強いですから、見るときは注意してくださいね?(´・ω・`;)

以上のことを踏まえたうえで、クマーの妄想空想物語をお楽しみ下さい(´∀`)

あと、このブログはビックリするほどリンクフリーです(`・ω・´)シャキーン!!
バナーは……少しお待ち下さい(´・ω・`;)


通常の更新は、この下からですよ。

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ある夏の事でした。
一本の巨大な鉄の塔が幻想郷にやってきました。
しかし、それも珍しいことではありません。
ここは忘れられた幻想が集う場所。
始めのうちは珍しい物見たさで人も寄ってきましたが、数日もすればその奇妙な鉄の柱も風景の一部になっていました。


人が気にもかけなくなってから数日。
ある日、一匹の河童が、その鉄の塔の近くに来ました。
河童はそこで、奇妙な鉄の棒を拾いました。
それには、傘のような物も付いています。
コレは珍しい!一体これは何なのだろうか?
河童は、ソレを持ち帰ることにしました。



自分の住処についた河童は、早速ソレを調べます。
コレは一体何に使うのだろう?
傘にしては使い勝手が悪い。
そのままでは使い道がない。
棒は傘の中心にあいた穴を通って突き出している。
傘の部分が、何かを集める役目をしている…?
はてまたその逆か…。

河童は何か閃いたようです。
早速、その鉄の棒を使って、様々なものを作りました。
初めは声を拡散する装置。
次は風を送り出したり集めたりする機械。
しまいには、ビームを出すことまで可能になっていました。
しかし、やっぱりどれも本来の使い方ではないような気がします。
河童は何時しか疲れてしまい、眠りについていました。











……ふと、声がしました。
懐かしい声でした。
何かと自分の使い道のない発明を面白がってくれた人。
自分を認めてくれた人。
その人がいるだけで
その人の声が聞けるだけで
何でも頑張れた
その人と一緒なら、どんなものだって作れる気がした
そんな大事な人
その人の声を聞けなくなってから、どれくらい経ったのだろう?
その人と遊べなくなってから、どれほどの月日を過ごしただろう?
いつしか、昔のような気力は無くなっていた
あの人が居なくなってから、全てを無くしたような気さえしていた

もう二度と、あの人と遊ぶことが出来なくても
もう二度と、あの力が満ち溢れる笑顔が見れなくても

せめてもう一度だけ
もう一度だけ



……あの声が聞きたい















目が覚めたら、なぜか目には一杯に涙が溢れていました。
なにやら懐かしい声を聞いたような気がしました。
もう二度と会うことは出来ないのに。

………
河童はもう一度、鉄の棒の本来の使い方を考え始めました。
なんとなく元気が出たからです。
自分でも、ずいぶん単純な理由で元気になるものだと苦笑します。
ただなんとなく。あの人が「頑張れ」と言ってくれた気がしたから。
もう二度とあの人とは遊べないけれども、あの人が期待してくれるだけで、こんなにもやる気になれる自分に笑ってしまいます。
少しだけ気が楽になりました。
それと同時に、またあの声が聞きたいとも思いました。

そこで、河童はハッとなって、自分の発明品の山を掻き分けます。
あれじゃない。これじゃないと次から次へと発明品を引っ張り出します。
小一時間探していたら、どうやら目当てのものを見つけました。
それはずいぶんと前に作り出した物。
あの時は、あと一パーツ足りないと言って完成目前で作るのをやめた物。
もしかしたら…
そう思い、河童は拾ってきた鉄の棒と自分の発明品を組み合わせていきます。

そうして、夜が明ける頃。
河童の発明品が完成しました。
試しに動かしてみますが、やっぱり何も聞こえません。
ソレは遠くの人の声も聞けるという代物でした。
自分の中での推測はあっているはず。
しかし、幻想郷にはソレがないのかも知れない。
そう結論付くと河童は落胆しました。


どうあがいても、もうあの声は聞けないか…


半分分かっていたつもりでも、やっぱり肩を落としてしまいます。


今の幻想郷じゃ無理か……
………あれ?でも、最近此処にきたアレの近くならもしかして……!?


そう思い立ったら、河童は居ても経ってもいられませんでした。
すぐに家を飛び出して、アレに向かいます。
あの鉄の棒を拾った鉄の塔まで、発明品の「ラジオ」を手にして…












……数時間後、河童は鉄の塔の前にいました。
肩で息をするぐらい大急ぎで走ってきました。
既に日も落ち、辺りは闇に包まれています。

河童は心を落ち着けると、祈りを込めるようにラジオのスイッチをいれました。


………しかし、やはり何も聞こえません。


河童は落胆しました。
ここまでくると、むしろ笑えてさえきます。
現実をつき立てられて落胆した河童は、鉄の塔の麓に腰を下ろします。


やっぱり駄目だったか…
分かってはいたんだけどね……


少しだけ涙がにじみます。
涙がこぼれないように空を見上げます。
涙がこぼれると、余計に惨めになるから。



また…聞きたかったなぁ…



空には満点の星が出ていました。



聞きたかったんだよ……君の声を…



星が流れます



これでも頑張ったんだよ…?



いくつも星が流れます。



君に会いたくて…

君の声が聞きたくて…

もう一度「凄いな」って言って欲しくて…・

それだけで頑張れる気がしたから…

それだけで、一生頑張れる気がしたから…

だから……

君の声が聞きたいよ………





いくつもの星が流れ、まるでシャワーのように空を覆います。







「魔理沙ぁ…」








そのときでした。

ザザッ……ザザザッ………

ラジオに反応がありました。
河童は驚き、急いでラジオに耳を寄せます。

ザザッ………

音が遠のきます。

「やだ…やだやだ!!」
お願い!!!!!

河童が叫びます。
祈りを込めて
思いを込めて


すると、かすかに、かすかに声らしきものが聞こえます。


ザ…ザザ……とり…………にとり……


聞こえたのは自分の名前。
懐かしい声で
自分の名前を呼ぶ声がしました。

河童は驚きます。
聞きたかったあの声が、自分の発明品の中から聞こえるのだからです。

しばらくすると、雑音まざりですが確かにアノ声が聞こえてきました。

「聞こえた…聞こえたよ…魔理沙……」

ずっとずっと一緒にいた声。
いつまでも一緒だと思っていた声。
聞いてるだけで暖かくなって
聞いてるだけで嬉しくなって
名前を呼んでくれるだけで、くすぐったくて
もう二度と聞こえないんじゃないかと思っていた




しかし、すぐにまた、彼女の声は雑音にかき消されてしまいます。
河童はすこしでも彼女を声を聞き逃さないようにするために、ラジオに耳をくっつけます。
それでも、徐々に徐々に彼女の声が消えていきます。

「お願い…っ……もう少しだけ、もう少しだけでいいから」
河童は祈ります。
奇跡でもなんでもいい。
彼女に何でもいいから言ってもらいたい。
たとえ、コレが最後でもいいから。


それでも運命は残酷で、もう、雑音しか河童の耳には聞こえませんでした。
それでも、河童は耳を離しません。
離したくないのです。
離したら、本当に最後になってしまうように思えたから…







「お願い………っ!!」







空に最後の星が流れた瞬間でした。
本当に一瞬。
小さな小さな声で
普通ならば聞き逃してしまうような小さな声で
それは聞こえました。






















                   ――頑張ったな――





























その声を最後に、ラジオはボンッと煙を出して、もう二度と動かなくなりました。









何時間くらいでしょうか。
河童は、ただ壊れたラジオをじっと見つめていました。

しかし、河童の目には、もう涙はありません。
笑顔……というには少々無理がありますが、その顔は、さっきまでの悲しい顔ではありませんでした。




河童は、優しく、いとおしむかのように壊れたラジオをぎゅっと抱きしめると、鉄の塔に一度振り返り、自分の家に走って帰っていきました。





河童が何を思っているのは分かりません。
ただ、家に走って帰っていくときの河童の顔はやる気に満ち溢れていました。
笑って 笑顔で




まるで、太陽のように笑う、いつかの魔法使いのように


























河童の名前は「河城にとり」
幻想郷の山に住む、幻想郷の発明家である。




~END~
*********************************************

久々の更新すぎてワロタ。
これからは、自分が小説書いたときにでも書いていくよ多分w

pixivに上げたにとりの絵を描いてるときに思いついた、にとり×魔理沙の物語でしたー。
うん。まぁ寿命ネタだね。俺が書く小説は寿命ネタになることが多すぎるお・・・(´・ω・`)
使いやすいからって寿命ネタに頼りっぱなしなのは良くないね。仕方ないね。

個人的には結構気に入ってる部類に入る物語。ただ、小説とかに関してはド素人なんてレベルじゃないから荒削りなのはご愛嬌。物語作るのも勉強したいものだ・・・(´ω`)

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たまにはそんな日記もあるさ。
見たくない人は回れ右。

















時折思う。
俺は、ここにいてもいいのだろうか?
もうすぐ、新しい生活が始まるからこそ、ふと不安になる。
なんとなく、地に足がついていない感じ。
だから、自分の重心が安定しない。

ふと、昔のクロッキー帳が見つかったので見返してみたのだが、なぜかとても不安になった。
なんとなく、なにも成長していない気がした。絵じゃなくて、もっと自分の根本のところが。
夢があって、それを目標に変えて目指していた頃の絵。
今も、その目標は変わらない。
でも、それだけじゃ駄目な気がした。

昔は夢とか目標とか、曖昧なものでも良かった。
でも、今はそれを叶えるために「何をしなくてはいけないか」が無くちゃいけない。
今の俺は、それが見えない。
「人生は長いのだから、それでも良い」という人はいると思う。
俺も、それには賛同するが、なぜか周りが「それじゃ駄目だ」って言って、急かしている気がしてならない。
なんというか、慌しくてしかたがない。

昔、とあるCMで
「夢を持てと励まされ、夢を持つなと笑われる」
と言っているCMを見た事がある。
丁度今、そんな感じ。
現実を見ろってことなんだろうけど、どうやって現実を見て、どうやって生きればいいのかわからない。
どうやら俺は、普通に生きる事ってのにすごく悩む人間らしい。

なんつうか、怖い。
まるで、自分の居る所がない気がしてならない。
コレが不安っていうのだろうなぁ…。

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皆様、明けましてオメデトウございました!!(`・ω・´)
実家から新潟に帰ってきたので更新再開ですよ~(´∀`)


さてさて、皆様お正月は楽しく過ごせましたでょうか?
俺は年明け早々から風邪をひいて寝込んでました(´∀`)www
正に「寝正月」ww
実家にいる最中も卒制の絵を描こうと思っていたのに、このザマだよ!!なきたくなるね!!

でも、今じゃその風邪も治って元気一杯夢一杯でゴザイマス!!











・・・・・・・・・・の、はずでしたが、実家から新潟までの電車の中が意外寒くて、軽く風邪をぶり返しました。
少し熱っぽいです…orz
新潟帰ってきたんだから、描き始めしようとおもっていたのに…(ノд`)
簡単な年賀絵描こうと思っていたのに・・・(ノд`)

皆様も風邪には注意しましょうね。やりたい事も出来なくなってしまいますから・・・orz
・・・・(´・ω・`)
・・・・・・(´;ω;`)ブワッ


関係ないけど、「熱がある」「微熱」「火照っている」って単語ってEROくないですか?
どうやら、熱のせいで頭が壊れ始めたようです。
明日には、治っているといいなぁ・・・

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いつだったか、MHのMADで「DRAGON CARNIVAL」って曲が使われていまして。
それ聞いていてふと思ったのですが、この曲MHは勿論のこと、幻想入りでも共通点ないか?

「狩人」→幻想入りした人々

「果てしなく深い森」→魔法の森

「始まりを告げるあの丘」→無名の丘

「樹海」→迷いの竹林とか

「闇に閉ざされた秘境」→月の都

「ほんの少しの不安と大きな期待を両手に」→幻想入りした人たちの感情

「この世界は終わりが無くて、この世界は謎めいて、この世界は出会いに満ちて、この世界は夢をくれる」→まんま幻想郷

どんなに時が流れたとして、いつまでも夢もって、心にエルドラド求る旅人でありたい


そのた色々と…
まぁ、解釈なんて個人それぞれですがね(´・ω・`)
いつかこの曲使ってMADみたいなものとか作ってみたいなぁ…。
でも、技量も時間もないやwww



それと、自分の幻想入りを簡単にどれくらいで終わるか計算してみたのですよ。
今、第七話。
これからも、常に一話ずつ進展ありと考えて………おおよそ、30話以上か…。

・・・・・・・・30!?Σ(゜д゜;)
ここここここれ、終わらせるのむむ無理じゃね!!?
どれだけ壮大なストーリーなんだよオイ!!

・・・・・まぁ、昔から短編とかの物語考えるの苦手でしたからね…。
いつも、物語考えると長くなってしまうという…orz
本当に、終わるのはいつになることやら…(遠い目

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プロフィール
HN:
クマー
年齢:
35
性別:
男性
誕生日:
1988/12/28
職業:
専門職らしき何か
趣味:
お絵かき カラオケ
自己紹介:
夢は、自分の作品を見てくれた人を皆笑顔にすること。

常に毎日が一杯一杯。
絵を描く事と歌う事が好きな熊野郎。
「紳士という名の変態である」と、自分でも思っている。
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